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窓際のトットちゃん

音楽物語 窓際のトットちゃん 

世界的ベストセラーを原作とした音楽物語です。黒柳徹子が幼少時代をいわさきちひろの挿絵で出版した『窓際のトッとちゃん』は多くの国で翻訳され累計500万部を超えました。この音楽物語は小森昭宏の構成でオーケストラ演奏用に作曲されましたが、学校や公民館などにも届けられるように、作曲者の監修を得て「たった一台のオーケストラ(エレクトーン)版」に仕立て直したものです。編曲はエレクトーン奏者の諸井のぞ美。語り手はトッとちゃんと小林校長先生の二名です。会場提供や楽器提供など、ヤマハ株式会社エレクトーンシティ渋谷の全面的支援で実現しました。

音楽物語によせて 小森昭宏(作曲者)

音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」は、形式から云えば、組曲なのですが、交響詩風のところもあれば、描写音楽風のところ、現代音楽風のところ、又、冗談音楽や、チンドンヤまであると云った、盛り沢山なものですが、それでいて、なんとなく統一が取れていればいいがなァ・・・と思っています。
 わたしの父は、黒柳さんのお父様と同じ、NHK交響楽団のティムパニー奏者でした。「トットちゃん」の中にも出てくるように、黒柳さんのお父様は、ヴァイオリン奏者で、とてもやさしい方です。うちの父は、打楽器奏者で、よくゲンコツのとんでくるこわい人でした。私の小学校の先生は、トットちゃんとは違い、すぐに往復ビンタを飛ばすスパルタ教育にてっしていました。黒柳さんとは、ほとんど同世代なのに違いはないのですが、その辺に相当な差があるようです。
 その違いを越えて、まるで「トットちゃん」が作曲したみたいだなと、感じていただけるような音楽になればいいがなァ・・・「トットちゃん」の音楽が「トットちゃん」になりきれていればいいがなァ・・・と思っています。

作曲者を囲む初演チーム

エレクトーンと二人の語り手

曲目例

退学理由
新しい学校は電車の学校
校長先生
授業方法は自由
ボロ学校
大冒険
畠の先生
肝試し
白鳥の湖―小山は晴天
電車が来る

演奏形態とスタッフ

基本形態 語り手2名/奏者/スタッフ[音響・制作]/スライド映像
【学校の体育館・公民館仕様】
拡大形態 ※音響・照明スタッフを増員。
※スライド映写については【要相談】
オプション オプションA  フル・オーケストラ伴奏
オプションB  ピアノ伴奏

本来のオーケストラ・フル編成も可能です。

幸福な王子

制作に当たって

「ひとを思いやる」とはどういうことでしょうか? 貧困・病気・寒さ・ひもじさ・・・ ひどく貧しい時代の大人たち子どもたちはどのように暮らしていたのでしょう?この物語の主人公[王子とツバメ]の〈命がけの思いやり〉や自己犠牲の姿を、現代の子どもたちはどう評価するでしょうか?
この作品は、オスカー・ワイルドの世界的名童話「幸福な王子」をクラシックの名曲や作曲で構成、美しいスライド映像とともに語られる〈音楽の絵本〉です。私はこの物語を通して、子どもたちと一緒に考えてゆきたいのです。

物語

その昔ヨーロッパのある国のこと。冬がそこまで迫っているのにまだ南の国に行かず仲間とはぐれたツバメが一羽、町の広場に建つ銅像の足下で羽を休めます。と突然、銅像が話しかけてきました!「ぼくは動けないんだ、代わりに届け物をしてくれないか?」…気のいいツバメは断り切れず、王子が身につけていた宝石や金箔をはがし、すべてを貧しい人々に配達しつづけました。ツバメはけっきょく南の国へ渡れず、宝石と黄金の王子は鉛の王子になりました。とうとう冬がやってきて、雪空のもとで別れを告げたツバメが王子の足下に落ちると、銅像の鉛の心臓が砕け散ります。ツバメの死骸と王子の銅像はゴミとして捨てられ、銅像の材料は溶かされてしまいますが、なぜか鉛の心臓だけは溶けないのです・・・
この作品は、オスカー・ワイルドの原作のもとに生演奏とスライド映像・語りとでつづられる音楽絵物語です。佐藤文行が翻訳台本を書き、音楽はフォーレ作曲の「パバーヌ」をテーマにフランスの民謡や子供の歌に創作曲をまじえて構成されています。
77カットの美しいスライドは、原作に感動した浅野薫さんが描いてくれた100枚近い原画から作りました。'88年の初演以来計12回の一般公演を通じて多くの観客の涙を誘い、「犠牲的な愛」や「思いやり」について子どもたちの心に問いかけてきました。

町の広場に立つ黄金の像

僕の代わりに届けておくれ

ゴミ捨て場の鉛の心臓と燕の死骸

天国のふたり

音楽絵本『幸福な王子』

原作  オスカー・ワイルド
脚色 佐藤 文行
作画 浅野 薫
編曲 赤堀 文雄
形態 スライド映像・語り・ソプラノ・演奏[4形態]
演奏 A)ピアノと弦楽五部合奏
B)ピアノ五重奏 
C)エレクトーン
D)ピアノ
ご予算と会場規模でお選びください。
時間 約35分
※通常「歌のコンサート」と併せて公演します。

ピーマン大王

童話ミュージカル《ピーマン大王》 未上演作品

人間の価値観を根本的に変える―住井すゑの代表的童話を大型の本格的ミュージカルにしました。メルヘンの世界を歌と演奏そしてダンスでお楽しみいただけます。大ホール上演向きです。初演予定は東京「なかのゼロ」で5回公演を予定していましたが、事情で中止されました。関係者一同は「復活」を願っています。皆様の応援で実現する日を夢見ている作品です。

演奏時間 約90分

作品について

1992年6月19日武道館「九十歳の人間宣言」で初めてこの作品はマルチ・グラフィック・イメージで上映され、翌年には住井すゑの童話語り「カッパとテレビとピーマン大王」として全国で上演されました。
そして、2003年4月にミュージカルとして脚本化、作曲が完成しました。2002年・2003年と2度にわたり初演は延期されましたが、条件の整備を進め近年中に必ず初演予定です。拝金主義、経済優先、飽食の現代において、ユーモラスな中に、人間本来の生きる意味をストレートに描いたこの作品を21世紀へのメッセージとして伝えていきたいと思います。

原作者の言葉

「いまや人々はカネを追い回すのに忙しすぎて、『人間』のことなど考えているヒマがないのではないでしょうか。幸か不幸か、カネを追いまわす才能など持ち合わせない私はオハナシを生もうと腐心しました。オハナシのなかでは、思うままに花が開き、木は育ち、生き物は成長して、この上なく楽しいです。たかが童話とは思わないで下さい。ここに私の哲学があります。それは万人に通ずる哲学のはずだと思いますが、いかがでしょうか。」住井すゑ

おはなし

むかしむかし、ヨーロッパのどこかを想像させるある絶対王権主義国家。親から受け継いだ絶大なる富と権力を盾にする《3代目ピーマン大王》が、忠実な家臣たちに支えられ、見た目にはいちおう安定統治している。が、税金は高額で貧富の差ははなはだしく、経済的衰退は国民生活を圧迫。国民の大多数は常に飢えているが、大王はわれ関せず、贅沢三昧の果てに美食に飽きてしまい、最近ではめったなことでは食事に手をつけなくなってしまった。日に日にやせ衰えてゆく大王。后を失い後継ぎの男児のいない王国では、賢い一人娘の皇女と家臣たちが、大王と国の行く末を案じている・・・・。

音楽絵本『幸福な王子』

キャスト ピーマン大王/皇女/若者/白服の男/貴族の娘/家老と家来たち/女官/給仕/ほか
指揮者・歌手12名・バレリーナ・俳優・合唱団
演奏形態 エレクトーン/バイオリン/打楽器/ほか
演奏時間 約90分間
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